ゲームやプレイヤーのFOV、配置するプロップなどによって、実際にプレイした時に感じる大きさは変わってくるが、ここでは1つの指標として、一般的な数値を書いておく。
まず頭に入れておくべき数値
これらはHL2基準だが、多くのゲームで同じないし近い数値になっている。これらは一人称基準の話で、三人称でも当てはまるとは限らない。例えば、しゃがみで通れる最低の天井の高さは37 unitだが、他のプレイヤーからは頭が天井にめり込んでいるように見えることがある。
立ち状態
プレイヤーの視点の高さ = 64 unitプレイヤーが通れる最低の天井の高さ = 73 unit
プレイヤーが通れる最低の通路の幅 = 32 unit
プレイヤーがジャンプせずに乗り越えられる最高の障害物の高さ = 18 unit
プレイヤーが歩ける(登れる)最大の角度 = 45°
しゃがみ状態
プレイヤーの視点の高さ = 28 unitプレイヤーが通れる最低の天井の高さ = 37 unit
プレイヤーが通れる最低の通路の幅 = 32 unit
プレイヤーがジャンプせずに乗り越えられる最高の障害物の高さ = 18 unit
プレイヤーが歩ける(登れる)最大の角度 = 45°
しゃがみジャンプで乗れる最大の高さは50~60 unitぐらい(面倒なので正確には検証していない)
典型的な建物のテンプレート的なもの
建物1階分の高さ = 128 unit壁の厚さ = 16 unit
入り口(ドア)の幅 = 48 unit
階段1段の高さ = 8,16 unit
階段1段の奥行き = 12~16 unit
窓ガラスの厚さ = 1 unit
作っている建物のタイプによって色々変わってくるが、オーソドックスな建物の場合は上の数値に近くしておけば大きく外すことは無い。上にも書いたが、広さやライティング、プロップの大きさ等でプレイヤーが体感する「サイズ」というのは結構変わってくることを忘れないように。
窓ガラスが1 unitというのは薄すぎるように感じるかもしれないが、現実世界の単位に変換すると1 unitでも厚いぐらいである。強度の高い防弾ガラス等でなければ1 unit(もしくはそれ以下)でよい。
Unitとは
ユニット。ブラシを作ったり伸縮するときに、辺の中心に表示されている数値。 グリッドに合わせる場合のブラシの最小単位が1 unit。ただしグリッドに合わせない場合も、 小さくしすぎるとinvalid solid structureというエラーが出てブラシの形が崩れてしまう。どうやら、ブラシの最小の厚さは0.3 unitらしい。ただし、他のブラシにめり込ませて、0.1 unitだけずらすなどすればそれよりも薄く見せることができる。
まとめ
最初にも書いたが、結局最後はコンパイルして自分で歩きまわって確認・調整するしかない。プレイヤースポーンや、プレイヤーモデルのプロップを置いて参考にするのも良い。
ちなみに、メートルやセンチとUnitを相互変換できるHammer Units Converterというソフトがあるので、一応紹介しておく。しかし実際のところあまり役に立たない。
http://www.moddb.com/engines/source/downloads/hammer-units-converter-22
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